収入の種類にはざっくり分けて2種類あります。
①「労働の対価として時給を得る方法」と②「商品を売って代金を得る方法」の2つです。
この2つ、何がどう違うのでしょうか?
今回はそれぞれのメリットデメリット、どう使いこなせばいいか、についてお話ししていきます。
労働の対価として時給を得る方法
まずは①「労働の対価として時給を得る方法」についてです。
かなりの割合の人がこちらの方法で収入を得ている思います。いわゆるバイトや会社員などがこの稼ぎ方です。
残念ながら、会社員はバイトと本質的には全く同じということになります。
ただ単に時給から月給に変わって、福利厚生が豪華になっただけで、基本的には働いた時間×時給によって収入が決まります。
つまり、収入を増やしたければ働く時間を増やすか時給を増やすか、ということになるでしょう。
時給は会社によって決められていて、毎年の昇給は微々たるものでなかなか上がりません。
だとすると残業して残業代をもらうことが唯一の手っ取り早い収入アップの方法になります。
ただし、ここで代償として時間を失ってしまっていることを忘れてはいけません。
労働とは自分の時間を売ってお金を得ることです。
基本的には働いたらその働いた分だけのお金をほぼ確実にもらえます。
1時間あたりの価値はその仕事内容によって変わってきますが、売っているものは自分の時間であり、時間には物理的な限界があります。
つまり、①「労働の対価として時給を得る方法」にはこんな特徴があることが分かります。
- 働いた分だけ確実にお金が得られる。
- 1日で稼げる額には限界がある。
- 時間を失い、お金を得ることである。
商品を売って代金を得る方法
次は②「商品を売って代金を得る方法」についてです。
こちらの方法は先ほどとは違い、ピンとこない人も多いかと思います。
例えば絵を描いてLINEスタンプを作ったとしましょう。
LINEスタンプの値段は200円です。
どれだけ時間をかけて描いたとしても売れるかどうかは分かりません。売れなければ収入は0円です。
でも、200円のLINEスタンプを1万人の人が買ってくれたら200万円の収入です。
また、一度作って販売しておけば朝だろうが夜だろうが自分が何もしなくても売れていきます。
夢がありますよね。
つまり、②「商品を売って代金を得る方法」にはこんな特徴があることが分かります。
- どれだけ働いたとしてもお金になるかどうか分からない。
- 一度完成すれば寝てる間も売れる。
- 稼げる上限額がない。
LINEスタンプを作る場合を詳しく見ていく
ここで、LINEスタンプを作る場合を詳しく見ていきましょう。
イラストを描けない人(Aさん)がLINEスタンプを作りたいとなったら、イラストレーターさん(Bさん)に依頼して描いてもらう必要があります。
そこで、AさんはLINEスタンプのイラストをBさんに20万円で発注したとします。
依頼されたBさんはイラストを描いて20万円をもらいます。Bさんのお仕事はここで終了です。
その後、AさんはLINEスタンプを200円で販売します。
LINEスタンプが1000個以上売れなければAさんは赤字ですが、もしかしたら1万個売れて大儲けするかもしれません。
完成後にAさんがすることは何もないにも関わらず、売れればAさんにずっとお金が入り続けます。
BさんはLINEスタンプが売れたか売れなかったかに関わらず、もらえるお金は20万円です。
これが2種類の収入の違いです。
労働の対価として時給を得る方法はローリスクローリターン、商品を売って代金を得る方法はハイリスクハイリターンと言えるでしょう。
どちらが良いか悪いかという話ではなく、特徴の異なる2種類の収入について理解して選択し、使い分けることが重要です。
ただ、大金持ちになりたい、労働から解放されたい、といった場合は労働だけでは無理です。
ではどうすれば労働ではなく、商品を売って稼げるようになれるでしょうか。
労働である程度の収入を得ながら自分の商品を作る
おすすめは、労働である程度の収入を得ながら自分の商品を作るやり方です。
商品を売る最大のリスクは、作った商品が売れないことです。
そこで、商品が売れるまでは労働収入で賄ってしまおうという作戦です。
今回の例だとBさんはイラストを描けます。
普段はイラストレーターとしてお客さんの依頼を受けて仕事としてイラストを描いています。
例えば、その仕事の時間にプラスα、もしくは仕事の時間を減らして時間を作り、自分の商品(例えばLINEスタンプ)のイラストを描いてみるのです。
頑張る時間を増やしたり、生活コストを下げたり、今までより短時間で仕事が終わるように効率化したりと、もちろん何かしらの努力は必要になるでしょう。
でもこの方法であればリスクなしで商品を作ることができます。
リスクがないのであれば成功するまでやるだけです。
売れるまで諦めなければいつか絶対に売れるでしょう。
あとはやるだけです!